Column
;リフォームとリノベーション違いを比較!後悔しないための選び方
2025/12/14
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;2025/12/14
住まいにおいて、時とともに生じる老朽化や、より快適で理想的な空間への憧れは、多くの方が抱えるものです。
こうした住まいの課題や可能性に向き合う際、「リフォーム」と「リノベーション」という言葉を耳にする機会が多いでしょう。
一見似ているようで、それぞれが目指す方向性や、実現できることには大きな違いがあります。
どちらの選択が自身の目的に合致するのか、その本質的な違いを理解することは、後悔のない住まいづくりを実現するための重要な第一歩となります。
今回は、その違いを明確に紐解いていきます。

リフォームとリノベーションの根本的な違い
リフォームは現状回復・機能回復が目的
リフォームとは、主に住まいの老朽化した部分の修繕や、劣化した設備の交換などを行い、新築当時の状態、あるいはそれに近い快適性や安全性を回復させることを目的とした工事を指します。
例えば、古くなったキッチンやお風呂の設備を新しいものに交換したり、壁紙が汚れたり破れたりした部分を張り替えたり、雨漏りやひび割れといった建物の損傷を補修したりすることが、リフォームの代表的な例です。
これにより、住まいが本来持っていた機能を取り戻し、快適かつ安全な生活空間を維持することが可能となります。
リノベーションは付加価値創造・価値再生が目的
一方、リノベーションとは、単に建物の老朽化した部分を修繕するだけでなく、既存の建物をより付加価値の高いものへと再生させることを主眼とした工事です。
間取りを大胆に変更してライフスタイルに合わせた空間を作り出したり、断熱材を追加して省エネルギー性能を高めたり、最新の設備を導入して快適性を飛躍的に向上させたり、あるいはデザインを一新して美観や資産価値を高めたりするなど、住まい全体に新たな価値を創造することを目指します。
これにより、現代のニーズやライフスタイルに適合した、より豊かで機能的な住まいへと生まれ変わります。

具体的な工事内容におけるリフォームとリノベーションの違い
リフォームは設備交換や老朽部分修繕が中心
具体的な工事内容に目を向けると、リフォームは、キッチン、浴室、トイレといった水回りの老朽化した設備機器を最新のものに交換したり、壁紙や床材の経年劣化による傷みや汚れを修繕するために新しいものに張り替えたりすることが中心となります。
また、窓のサッシの不具合を直したり、外壁の塗装が剥がれてきた部分を塗り直したりするなど、建物が本来持っていた性能や美観を回復させるための修繕作業も含まれます。
これらの工事は、住まいを安全かつ快適な状態に保つために、定期的に必要とされる場合が多いです。
リノベーションは間取り変更や性能向上・デザイン刷新が中心
対照的に、リノベーションでは、壁を取り払って広々としたLDKを創出したり、逆に部屋を複数に仕切ってプライベート空間を確保したりするなど、大胆な間取りの変更が中心となります。
さらに、建物全体の断熱性能を向上させるための改修工事や、耐震性を高めるための補強、移動が容易になるようなバリアフリー化なども、住まいの機能性や安全性を抜本的に向上させるリノベーションの範疇に含まれます。
加えて、内外装のデザインを一新し、現代的な素材や色彩を取り入れることで、住まい全体の印象を大きく変えることも、リノベーションならではの醍醐味と言えるでしょう。

予算や希望に応じたリフォームとリノベーションの選び方
予算を抑えたい・短期間で完了させたいならリフォーム
予算をできるだけ抑えたい場合や、短期間で工事を完了させたいと考えるのであれば、リフォームが適した選択肢となることが多いでしょう。
リフォームは、特定の設備交換や部分的な修繕が中心であるため、大規模な構造変更を伴うリノベーションに比べて、一般的に費用を抑えやすく、工事期間も短く済みます。
例えば、キッチンが古くなったので使いやすい最新のものに交換したい、洗面台の水漏れを直したい、といった具体的な不具合の解消や機能回復が主な目的であれば、リフォームで効率的に対応できます。
間取り変更やデザイン性向上・資産価値向上を目指すならリノベーション
一方、家族構成の変化に合わせて間取りを大きく変更したい、あるいは住まい全体のデザインを一新して、よりモダンで快適な空間にしたい、将来的な資産価値の向上も見据えたいといった希望がある場合は、リノベーションがより適したアプローチとなります。
リノベーションは、住まい全体のポテンシャルを引き出し、現代のライフスタイルに合わせた機能性やデザイン性を追求することで、単なる修繕では得られない大きな価値を生み出します。
初期投資はリフォームよりも高くなる傾向がありますが、住まいの性能や快適性、そして資産価値を長期的に高めるという観点では、非常に有効な選択肢と言えます。

まとめ
リフォームは、老朽化した設備や建物の部分を修繕し、機能や快適性を新築時の状態に戻すことを目指します。
一方、リノベーションは、間取りの変更や断熱性能の向上、デザインの一新などにより、住まいに新たな付加価値を創造し、価値を再生させることを目的とします。
具体的な工事内容も、前者は設備交換や部分修繕が中心、後者は抜本的な間取り変更や性能向上、デザイン刷新が中心と異なります。
ご自身の予算や希望する期間、そして「住まいをどうしたいのか」という根本的な目的を明確にすることで、リフォームとリノベーションのどちらが最適かが見えてくるでしょう。
賢い選択で、理想の住まいを実現してください。
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