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;2026/2/27
快適な室内環境を保つために導入されている24時間換気システムですが、時折、思わぬ隙間風を感じることがあります。
その隙間風は、単に不快なだけでなく、住まいの健康にも影響を与える可能性があります。
一体、なぜ隙間風は発生し、どのように対処すれば良いのでしょうか。
今回は、24時間換気と隙間風の関係性や、その発生源、そして改善策について解説します。

24時間換気と隙間風はどう関係する?
気密性の低下が隙間風を招く
24時間換気システムは、計画的に空気の入れ替えを行い、室内の空気環境を健やかに保つための仕組みです。
しかし、住宅の気密性が十分でない場合、換気システムが本来想定していない隙間から空気が出入りしてしまい、いわゆる「隙間風」を感じる原因になることがあります。
こうした状態では、計画通りに空気が流れにくくなり、換気効率が下がるだけでなく、住まいの快適性にも影響を与える可能性があります。
自然換気と計画換気の違い
かつては窓を開けることで自然に換気を行うことが一般的でしたが、2003年以降、シックハウス症候群対策として住宅には24時間換気システムの設置が義務化されました。
これはファンなどを使って一定量の空気を入れ替える「計画換気」と呼ばれる仕組みです。
自然換気は風向きや気温などの影響を受けやすく、換気量が安定しないことがありますが、計画換気では季節や天候に左右されにくい安定した換気を目指します。
隙間風によるデメリット
隙間風は、単に肌寒さを感じるだけでなく、さまざまな影響を及ぼすことがあります。
例えば、室内の温度ムラが生じやすくなり、冷暖房効率の低下につながる場合があります。
また、冷たい外気が局所的に流れ込むことで表面温度が下がり、結露やカビの原因となることもあります。
さらに、隙間から空気が出入りする際に風切り音が発生し、住まいの快適性を損なう要因になることもあります。

隙間風の発生源はどこ?
窓サッシまわり
隙間風の原因としてよく挙げられるのが、窓サッシまわりです。
特に引き違い窓は構造上、気密性の高い窓と比べてわずかな隙間が生じやすい傾向があります。
また、気密パッキンの劣化や建物のわずかな歪みなどによって、空気の出入りが起こりやすくなることもあります。
こうした状態では、風切り音が気になったり、窓まわりに冷気を感じたりする場合があります。
通気口や換気口
壁や天井に設けられている通気口や換気口は、計画換気のために必要な空気の入口・出口です。
そのため、外気を取り込む際に空気の流れを感じることがありますが、これは必ずしも異常ではありません。
ただし、フィルターの目詰まりやホコリの付着によって空気の流れが乱れると、吸排気のバランスが崩れ、不快な風の流れや音の原因になることがあります。
定期的なお手入れを行うことで、快適な換気状態を保ちやすくなります。
換気扇周辺
キッチンや浴室の換気扇も、空気の流れに影響を与える場所の一つです。
換気扇を使用しているときに外気の流れを感じるのは、室内外の圧力差によるもので、必ずしも問題とは限りません。
一方で、停止中にも風が吹き込むように感じる場合は、排気口まわりの気密性の低下やダンパーの不具合などが考えられるため、状態を確認してみるとよいでしょう。

隙間風をなくし換気を改善!
窓サッシまわりのチェック
窓サッシまわりからの隙間風が気になる場合は、まず簡単にできる点検から行ってみましょう。
サッシの溝に溜まったホコリやゴミを掃除し、建付けにズレがないかを確認します。
戸車の高さ調整やクレセント錠の締まり具合の確認、気密ピースの状態を見直すことで、改善するケースもあります。
それでも変化がない場合は、サッシ本体の経年劣化や歪みが影響している可能性も考えられます。
通気口の清掃とメンテナンス
通気口や換気口は、快適な空気環境を保つために定期的なお手入れが欠かせません。
給気口のフィルターに付着したホコリは、掃除機で吸い取ったり、水洗いしたりすることで空気の流れが改善されることがあります。
フィルターの種類によっては交換が必要な場合もあるため、取扱説明書に記載された頻度を目安にメンテナンスを行いましょう。
24時間換気システムの正しい使い方
24時間換気システムは、住まいの空気を健やかに保つために常時稼働させることを前提に設計されています。
隙間風が気になるからといって停止してしまうと、空気の流れが滞り、室内環境のバランスが崩れてしまう可能性があります。
隙間風を感じた場合は、まず発生している場所や原因を確認し、適切な対策を行うことが大切です。
換気システム自体は止めずに、住まい全体の空気の流れを整えていきましょう。

まとめ
24時間換気システムは、住宅の気密性や計画的な空気の流れと密接に関わっています。
隙間風は、窓サッシまわりや通気口、換気扇周辺などさまざまな要因によって生じることがあり、状況によっては不快な音や温度ムラ、冷暖房効率の低下につながる場合もあります。
まずは隙間風の発生している場所を確認し、窓サッシの調整や通気口の清掃・メンテナンスなど、できることから丁寧に対策を行うことが大切です。
そして24時間換気システムは、住まいの空気環境を健やかに保つために設計された仕組みのため、気になることがあっても基本的には停止せず、正しく使い続けることが快適な住環境につながります。
日頃のメンテナンスと適切な使い方を心がけながら、心地よい空気環境を整えていきましょう。
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