Column
;長期優良住宅で得する?メリットデメリットと維持管理費用を解説
2025/10/25
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;2025/10/25
住宅購入は人生における大きな決断です。
将来にわたって安心して暮らせる住まいを選ぶためには、様々な要素を考慮する必要があります。
その中で、近年注目を集めているのが「長期優良住宅」です。
今回は、長期優良住宅の概要からメリット・デメリット、維持管理費用、耐震性・省エネルギー性能について解説します。

長期優良住宅の概要
長期にわたり良好な状態で使用できる住宅
長期優良住宅とは、国が定めた一定の基準を満たすことで認定される住宅です。
その基準は、構造躯体の耐久性、維持管理の容易性、省エネルギー性など多岐に渡り、長期にわたって良好な状態で使用できることを目指しています。
具体的には、構造材の強度や耐久性に関する基準、適切な維持管理のための設計や施工に関する基準、省エネルギー性能に関する基準などが設定されています。
これらの基準をクリアすることで、住宅の寿命を延ばし、生活の質を高めることが期待できます。
一定の基準を満たすことで認定
長期優良住宅の認定を受けるには、国土交通大臣が定める省エネルギー性、耐久性、維持管理の容易性などの基準を満たす必要があります。
基準は、構造躯体の耐久性に関するもの、維持管理の容易性に関するもの、省エネルギー性能に関するもの、バリアフリー性に関するものなど、多様な項目から構成されています。
これらの基準を満たした住宅は、国土交通大臣から認定を受け、長期優良住宅の認定証が発行されます。
この認定証は、住宅の品質の高さを示す重要な証となります。
住宅ローン減税などの優遇措置
長期優良住宅の最大のメリットの一つは、税制優遇措置を受けられることです。
国は、長期的な視点で住宅の維持管理を行うことを促進するため、長期優良住宅の建築を支援しています。

長期優良住宅のメリットとは?
税制優遇措置
長期優良住宅を建築した場合、住宅ローン減税などの税制優遇措置を受けることができます。
具体的には、住宅ローン控除の期間が延長されたり、控除額が増額されたりするなどのメリットがあります。
これらの優遇措置は、住宅購入にかかる経済的な負担を軽減し、家計への支援となります。
制度の詳細は、国税庁のホームページなどで確認できます。
住宅ローン減税の控除額増額
長期優良住宅の場合、一般的な住宅よりも住宅ローン減税の控除額が増額されます。
この増額分は、住宅ローンの返済期間を通じて適用されるため、住宅購入における経済的な負担を大幅に軽減できる可能性があります。
控除額は、住宅ローンの金額や返済期間などによって異なりますが、大きな経済的メリットとなることは間違いありません。
登録免許税の軽減措置
長期優良住宅の建築には、登録免許税の軽減措置が適用されます。
登録免許税は、不動産の所有権移転登記を行う際に支払う税金です。
長期優良住宅の場合、この税金が軽減されるため、住宅購入にかかる費用を削減することができます。
軽減される税額は、住宅の種類や価格によって異なりますが、無視できない金額となる可能性が高いです。
地震保険料の割引
長期優良住宅は、高い耐震性能を備えているため、地震保険料の割引が適用される場合があります。
地震保険料は、地震による住宅被害に対する保険料です。
長期優良住宅の場合、この保険料が割引かれるため、保険料負担を軽減することができます。
割引率は保険会社によって異なりますが、経済的なメリットとなることは間違いありません。

長期優良住宅のデメリットとは?
建築費用が割高になる可能性
長期優良住宅は、高い耐久性や省エネルギー性能などを満たすために、一般的な住宅よりも建築費用が高くなる可能性があります。
高性能な建材を使用したり、高度な施工技術が必要になったりするからです。
そのため、予算に余裕がない場合は、建築費用が高くなるという点を考慮する必要があります。
維持管理費用
長期優良住宅は、長寿命を維持するために定期的な点検やメンテナンスが必要となります。
これは、一般的な住宅と比べて維持管理費用が高くなる可能性があることを意味します。
しかし、適切なメンテナンスを行うことで、住宅の寿命を延ばし、長期的に見て費用対効果を高めることができます。
認定基準を満たすための設計・施工
長期優良住宅の認定を受けるためには、国が定める様々な基準を満たす必要があります。
そのため、設計や施工において、制約を受ける可能性があります。
設計の自由度が制限される場合もあるため、自身の希望するデザインを実現できない可能性も考慮すべきです。

長期優良住宅の維持管理費用の目安は?
定期的な点検・メンテナンス費用
定期的な点検・メンテナンス費用は、住宅の規模や構造、点検内容によって大きく変動します。
一般的に、年1回の点検費用は数万円から、数年ごとの大規模なメンテナンス費用は数百万円となるケースもあります。
修繕費用
修繕費用は、住宅の老朽化状況や劣化状況によって異なります。
定期的なメンテナンスを怠ると、修繕費用が大幅に増加する可能性があります。
そのため、定期的な点検と適切なメンテナンスが重要です。
光熱費
長期優良住宅は省エネルギー性能に優れているため、光熱費を抑えることができます。
ただし、光熱費は居住者の生活スタイルや気候条件などにも影響されるため、一概にどの程度削減できるかは断言できません。

長期優良住宅の耐震性・省エネルギー性能
高い耐震性
長期優良住宅は、高い耐震性能を備えています。
地震に対する抵抗力を高めるための様々な工夫が施されているため、地震発生時における被害を軽減することができます。
具体的には、耐震性の高い構造材を使用したり、適切な接合方法を採用したりすることで、地震に対する強固な構造を実現しています。
優れた省エネルギー性能
長期優良住宅は、断熱性や気密性に優れているため、省エネルギー性能に優れています。
断熱材を適切に使用したり、気密性を高める工夫を凝らしたりすることで、室内の温度を安定させ、冷暖房のエネルギー消費量を削減することが可能です。
光熱費削減効果
優れた省エネルギー性能により、光熱費を削減することができます。
削減効果は、住宅の規模や断熱性能、気候条件などによって異なりますが、年間数万円から数十万円の削減効果が期待できます。

まとめ
長期優良住宅は、高い耐震性・省エネルギー性能と税制優遇措置などのメリットを持つ一方で、建築費用や維持管理費用の高さがデメリットとなる可能性があります。
住宅購入を検討する際には、自身のライフスタイルや経済状況を考慮し、長期的な視点でメリットとデメリットを比較検討することが重要です。
それぞれの項目について、具体的な数値データや事例を参考に、自分に最適な住宅を選ぶための情報を収集し、慎重に判断することをお勧めします。
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