Column
;パントリーの間取りで後悔しない!失敗例から学ぶ成功のポイント
2026/1/3
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;2026/1/3
キッチン周りの収納スペースとして注目を集めるパントリー。
食材や調理器具をすっきりと片付け、日々の家事をスムーズにするための頼れる存在です。
しかし、せっかく設けたのに「思っていたのと違う」「使いにくい」と後悔してしまうケースも少なくありません。
空間を最大限に活かし、理想のキッチンライフを実現するためには、間取りの基本から具体的な失敗例、それを避けるための工夫まで、しっかりと理解しておくことが重要です。
後悔しないパントリーの間取りの基本
キッチンからの動線を最優先する
パントリーを設計する上で最も重要なのは、キッチン作業の中心となるシンク、コンロ、冷蔵庫といった主要設備からのアクセスや作業動線を考慮することです。
調理中や買い物の荷解き時など、頻繁に利用する場面を想定し、パントリーまでの移動距離ができるだけ短くなるように配置します。
扉を開けてすぐにアクセスできる、もしくはそれに近い配置であれば、作業効率は格段に向上します。
キッチンのカウンターや作業スペースとの連携も考慮し、スムーズな物の出し入れや作業の流れが生まれるように設計することが、日々の使い勝手を大きく左右します。
収納したい量に合わせた適切な広さを確保する
パントリーの広さは、現在の収納量だけでなく、将来的に増えるであろう食料品や消耗品、調理器具、さらには使用頻度の低い家電類などをどこまで収納したいかを具体的にイメージして決定する必要があります。
まとめ買いした際のストック、季節ごとの保存食、非常食といった、ある程度の量をまとめて保管するスペースを確保できるかが鍵となります。
広すぎると無駄なデッドスペースが増え、逆に狭すぎると物が溢れてしまい、キッチン周りが散らかる原因となりかねません。
生活スタイルや、どの程度のストックを常備したいのかといった点を考慮し、必要な収納量と快適な動線を両立できるサイズを慎重に検討しましょう。
パントリーの奥行きを最適化する
パントリーの奥行きは、収納効率と使い勝手に直結する重要な要素です。
奥行きがありすぎると、棚の奥に置いたものが埋もれてしまい、何があるか把握しにくくなったり、取り出すのが困難になったりする可能性があります。
一般的には、一般的な食品パッケージ(缶詰、調味料のボトル、ペットボトル飲料など)が無理なく置け、かつ前方の物だけではなく、奥のものもある程度視認・アクセスしやすい棚板の奥行きが推奨されます。
通路幅を確保しつつ、収納したい物のサイズや種類に合わせて奥行きを調整し、無駄なく効率的に収納できるサイズ感を見極めることが重要です。
パントリーでよくある失敗例とその原因は?
サイズ不足で収納できない
パントリーを設計する際に、初期段階で収納したい物の量を過小評価してしまい、想定よりもパントリーが狭くなってしまうケースは非常に多いです。
特に、食材をまとめ買いする習慣がある家庭や、食品のストックを多めに置きたいと考える場合には、この問題が顕著に現れます。
食品だけでなく、ミキサーやホットプレートといった大型の調理家電、または非常時用の備蓄品などを収納するスペースまで考慮されていないと、結果として物がパントリーから溢れ出し、キッチンの作業スペースや他の収納場所にまで散乱してしまうことになります。
設計段階で、現在の収納物リストアップに加え、将来的な増加分や一時的な保管物まで含めて、必要なスペースを正確に見積もることが不可欠です。
湿気暗さ換気不足による食品管理の失敗
パントリーは、キッチンの一部でありながら、壁で囲まれた閉鎖的な空間になりがちです。
そのため、換気が十分でないと湿気がこもりやすく、食品の保存に適さない環境となることがあります。
特に、乾物、米、調味料、缶詰などは、湿度が高いとカビが発生したり、風味が落ちたりと、劣化を早める原因になります。
また、照明が不十分で暗すぎる場合、棚の奥にあるものを探しにくくなるだけでなく、賞味期限の確認がしにくくなったり、異物混入などを発見するのが遅れたりするリスクも高まります。
窓がない、換気扇が設置されていない、あるいは空気の通り道が確保されていない設計は、これらの問題を引き起こしやすいため、食品を安全かつ衛生的に保管するためには、適切な温度・湿度管理と十分な明るさの確保が必須となります。
棚の仕様やコンセント位置で使い勝手が悪くなる
パントリーの棚の仕様が固定式で、高さの調整ができない場合、収納したい物のサイズに合わず、無駄な空間ができたり、逆に背の高いものがうまく収まらなかったりして、収納効率が著しく低下します。
また、棚板の奥行きが不適切だと、奥の物が取り出しにくくなるという問題も発生します。
さらに、コンセントの位置も重要なポイントです。
パントリー内でミキサーやハンドブレンダーなどの調理家電を使いたいと考えた際に、コンセントが使いにくい位置にあると、延長コードが必要になったり、そもそも使用できなかったりして、せっかくの便利機能が活かせなくなります。
将来的に小型冷蔵庫や電子レンジなどを置く可能性を考慮せずにコンセントを設置しないと、後から不便を感じることも少なくありません。
失敗しないパントリー設計の具体的な工夫は?
扉の有無や開き勝手を検討する
パントリーに扉を設けるかどうかは、見た目の印象と使い勝手に大きく影響します。
扉があれば、パントリー内部の生活感のある背面を隠し、キッチン空間全体をすっきりと統一感のある、より洗練された印象に見せることができます。
しかし、扉の開閉にはある程度のスペースが必要となるため、キッチンの通路幅や人の動線を妨げないか、設置場所の状況を十分に確認する必要があります。
開き戸の場合は、吊元(蝶番が付いている側)をどちらにするか、あるいは引き戸にするかによっても、必要なスペースや使い勝手が変わってきます。
開放的な雰囲気を好む場合や、頻繁に出し入れするものを収納するのであれば、扉を設けないオープンタイプや、ロールスクリーン、カーテンなどで簡易的に目隠しをする選択肢も検討できます。
照明計画と換気設備をしっかり行う
パントリー内を快適に利用するためには、十分な明るさを確保できる照明計画が極めて重要です。
棚の奥までしっかりと照らせるように、複数箇所に照明を分散して設置したり、棚下灯を設けたりする工夫が有効です。
最近では、扉を開けると自動で点灯するセンサー付きのLED照明も便利で、消し忘れ防止にも役立ちます。
換気についても、食品の品質を保ち、カビの発生などを防ぐために、適切な換気設備を整えることが不可欠です。
換気扇の設置はもちろん、通気孔を設ける、可能であれば窓を設けるといった方法があります。
外部との空気の循環だけでなく、キッチン空間との自然な空気の流れも考慮することで、湿気がこもりにくい快適な空間を維持できます。
可動棚やコンセント設置で汎用性を高める
パントリーの棚板を可動式にすることで、収納する物の高さや量に合わせて棚の位置を自由に調整できるようになり、収納効率が格段に向上します。
これにより、背の高いボトル類から低い調味料、箱物まで、あらゆるサイズの物を無駄なく、効率的に収納できるようになり、デッドスペースの発生を防ぐことができます。
また、コンセントは、パントリー内で調理家電を使用する際に非常に便利です。
使用頻度の高い家電のために、複数箇所に配置しておくことが望ましいでしょう。
将来的に小型冷蔵庫や電子レンジなどを設置する可能性も考慮し、余裕を持った配置計画を立てることで、変化するライフスタイルや収納ニーズにも柔軟に対応できる、長く愛用できるパントリーを実現できます。
まとめ
パントリーは、キッチンをすっきりと保ち、家事を効率化するための強力な味方となります。
しかし、その利便性を最大限に引き出すためには、設計段階での十分な検討が不可欠です。
キッチンからの動線、収納したい物の量に応じた適切な広さと奥行きの確保、そして湿気や暗さ、換気不足といった失敗を防ぐための工夫が重要となります。
扉の有無、照明計画、換気設備、可動棚やコンセントの配置などを具体的に計画することで、後悔のない、使い勝手の良いパントリーを実現できるでしょう。
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